【イベントレポート】
2020年度 難関中学入試
親子勉強会

【イベントレポート】<br>2020年度 難関中学入試<br>親子勉強会

9月1日、2020年度難関中学入試親子勉強会を開催しました。難関中学の入試傾向と対策、新傾向問題・時事問題の対策について、2019年度の入試問題や2020年に出題が予想される問題をふんだんに交えてお伝えしました。

1部:難関中学の入試傾向と対策
「志望校対策・過去問演習のポイントとは」
TOMAS入試対策本部 本部長 松井 誠

TOMAS入試対策本部 本部長 松井 誠

慶應義塾普通部で出題されたキリン・パンダの模様を描く問題に親子で挑戦。


合否を分けるのは定番の問題。
まずは定番をミスなく確実に得点できる力をつけよう

 難関中学では、表や図版の読み取り、身のまわりの現象、思考力・判断力・表現力を問う問題が増えています。初めて見る問題に戸惑う受験生も多いのですが、実際に合否を分けるのはこうした新傾向の問題ではなく、基礎基本を問う定番の問題。まずは、定番問題をミスなく確実に得点できる力をつけることをめざして学習することが大切です。
 一見新傾向に見える問題でも、取り組んでみると実は定番問題のアレンジで、今までの知識で解けるものも多いのです。このような問題も確実に得点につなげましょう。
 また、新傾向の問題にもひるむことはありません。思考力・判断力・表現力を問う問題では、設問の意図を捉え、自分なりに筋道立てて考え、それを採点官に伝わるように書ければ、ある程度の得点が期待できます。空欄にするのは避け、必ず解答しましょう。

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2019年度麻布中学(社会)入試問題。問題文の「戦後日本の産業の移り変わり」「表にある具体的な業種に注意」の指示にしたがって、自分なりの考えを業種名、産業の移り変わりに触れて説明する。


ニュースや問題について親子で意見を交わし、親子一丸で中学入試乗り越えよう

今回「親子勉強会」としたのは、高校や大学の受験と違い、中学入試は親子一丸となって乗り越えるという性格があるためです。有名校の過去問であれば、ネットでいくつもの解答例がすぐに出てきますが、その前に親子で意見を交わしたり、周辺知識を確認したりしてほしいと思います。受験生はお父さんお母さんという最強のサポーターが身近にいること、親は子どもが難しい問題に必死に取り組んでいることを実感でき、夢の志望校合格に向け、親子が結束を高めるきっかけとなることでしょう。

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2018年度駒場東邦中学(算数)の問題は、算数には極めて珍しい「答えのない問題」として話題になった。ぜひ親子で考えてみよう。

2部:新傾向・時事問題の対策
「最新の時事ニュースから入試を予想」
TOMAS入試対策本部 伊藤 輝明

TOMAS入試対策本部 伊藤 輝明

伊藤からの出題に、たくさんの生徒の手が挙がりました。


時事問題は「連想ゲーム」⁉

 時事問題は一種の「連想ゲーム」です。というのも、入試の時事問題は「時事そのもの」ももちろん問われますが、そこから関連知識や周辺知識の問題へと展開していくことが多いのです。
 たとえば、2024年に新紙幣が発行されるというニュースがありました。新紙幣の肖像画になるのは、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎ですが、この3人はどんな人物でしょうか。新旧の1000円札に描かれる北里柴三郎と野口英世の共通点は何でしょうか。また、貨幣の歴史という観点では、富本銭や和同開珎、明銭に話題を広げていくこともできるでしょう。あるいは、キャッシュレス化社会や仮想通貨といった、新しい話題をもとに、「〇〇の長所と短所について、あなたはどう考えますか?」という問題をつくることもできます。
 まさに「連想ゲーム」のように、時事の内容と、今までテキストで学んできた知識を結びつけて考えられるかどうか。世の中の出来事に、興味関心を持っているかどうか。それが時事問題では問われるのです。


入試の時事問題では、最新のニュースを導入として、関連事項・周辺事項の設問が展開されることが多い。2020年東京オリンピック・パラリンピックのニュースを例に確認しよう。

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関連知識として「オリンピック日本開催の歴史」は確認しておこう。

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1940年の「幻のオリンピック」も、大河ドラマの影響で、注目しておきたい関連・周辺知識。

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なぜ「幻のオリンピック」となったのか。「1940年」の日本と世界情勢がヒントに考えよう。

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「平和の祭典」オリンピックにさした影、冷戦によるボイコットも押さえておこう。


時事問題突破のカギは時事と知識の関連付けと
社会や日常への関心・問題意識

 この1年間にも、新天皇即位、消費税増税と社会保障、参院選、オリンピック、働き方改革、百舌鳥・古市古墳群、イギリスのEU離脱問題、SDGs、小惑星探査機はやぶさ2、台風とフェーン現象など、さまざまなニュースがありました。
 このような時事をテーマにした問題が入試では出題されます。時事で話題になった分野・単元は、入試でも出題されることが多く、一つの大問として取り上げられることもあります。
 ただし、時事の知識そのものが問われる問題の配点は大きくありません。むしろ、その関連知識・周辺知識について、テキストに載っている知識を問われる問題のほうが配点は大きいのです。
 だからこそ、時事に注目したうえで、関連知識・周辺知識をテキストで復習することが、社会・理科の得点アップにつながるのです。

※ 会場では、2020年入試に向けたTOMASオリジナルの時事問題・思考力問題を満載した「新傾向問題・時事問題の対策」テキストをお配りしました。親子勉強会に参加できなかった生徒は、TOMAS各校で内容を確認してください。


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